のぼり旗は風の影響を受けやすいため、あまりに強風だと危険が伴います。
風に煽られて飛んでしまったり、転倒してしまうかもしれません。
それが通行している人に当たってケガをさせたり、建物を傷つけてしまうとより大きな問題になります。
そのようなことにならないために、ある程度の対策を考えなければなりません。
有効的な方法として考えられるのは、のぼり旗自体が飛んでしまわないように重さを与えることです。
地面の下に埋め込まれているポールに寄り添わせるという手もあります。
ただ、のぼり旗は日常的に軒先に出し入れすることも珍しくなく、
常に重い土台を使用していると、持ち運ぶ人の負担になりかねません。
そのことを考えて、日常用と風が強い日で土台を使い分けるのも良いでしょう。
のぼり旗の土台として使用できるものの中には、水や砂を入れて
重量を与えられるものもあり、それだと手軽に切り替えることができます。
また、のぼり旗に使用されているポールは、プラスチックのものだと
強風で折れてしまうかもしれません。特に土台にしっかり固定されていると
折れやすいです。
そのため、最初から金属製で耐久性の高いものを選んでおくことも大切です。
人に見てもらうことも大事
風によるのぼり旗のトラブルには、ポールに巻き付いてしまうものもあります。
そうなると宣伝効果など本来の役割が発揮できない上に、
布部分に負担がかかって寿命が縮まってしまうかもしれません。
これは土台の改善だけではどうしようもないので、別の対策が必要です。
具体的には巻き付きを防ぐグッズの使用が有効的で、布部分をしっかりと
ポールに固定させたり、巻き付かないように流れることができるものなど、
色々な種類があります。
実際にどのような環境下で使用するのかを考えた上で、
その環境に最適なものを選びましょう。
のぼり旗を使用する目的は、大勢の人に見てもらうためであることが多いです。
しかし強風だとそもそも人通りが少ない上に、布がたなびいてしまって
しっかりと見てもらえない恐れがあります。
そんな時は潔く仕舞っておくという方法もあります。
見る人がいないにも関わらず対策をしてのぼり旗を出し続けても、
宣伝効果よりもトラブルを引き起こすリスクの方が高くなります。
そのようなリスクを背負うよりも、最初から出さない方が無難です。
特にトラブルが起こったかどうかをすぐに確認できないような
離れた場所は、出さない方が良いでしょう。