地球環境への配慮から、資源を持続的に再活用する意識が世界的に高まりを見せています。
この影響は、のぼり旗の業界でも目にすることができます。
例えばエコのぼり旗もその1つ。
旗の生地にPETボトルの再生樹脂を使用したリサイクル素材を取り入れたり、
サトウキビやトウモロコシなど自然に還りやすい生分解性素材の竿を採用するなど、
エコのぼりにも様々な製品があります。
ちなみに一般的なのぼり旗の寿命は、3ヶ月程度が一つの目安。
のぼり旗の耐久性を上げるとコストも高くなるため、寿命が到来するたびに
買い換えるというのが、通常のケースと言えます。
そのため地球環境に優しい社会を実現するという点では、
のぼり旗の資源再生は大きな課題でした。
この点、エコのぼり旗の登場によって、資源再生に関する課題もクリアすることが期待できます。
また店舗や事務所または会社などでエコのぼり旗を使用することで、
従業員だけでなくお客さんや訪問者あるいは通行人等に対しても、
サステイナブル意識を高めていくことに貢献できます。
同時に、自分たちのお店や会社がいかに地球環境の保全を重視しているのか、
外部にアピールすることで、企業のブランドやイメージの向上にもつなげることが可能です。
エコのぼり旗を大切に長く使うにはどうすればいいのか
前述したように、エコのぼり旗は再生資源を取り入れた製品なので、
サステイナブル意識を高めるには有効なアイテムの1つです。
とはいえ、長持ちさせれば結果的に廃棄量も減るため、
地球環境に対しても一層優しくなります。
したがってエコのぼり旗を長く大切に使う方法を知ることは、
地球環境を守るためにはとても意義のあることと言えるでしょう。
まず長持ちさせる最初のポイントは、日光のあたらない屋内で保管すること。
エコのぼり旗の生地も布である以上、紫外線による色あせや傷みは避けられません。
したがって使用しない時には、できるだけ日光のあたらない場所を選んで保管し、
紫外線を完全にカットすることが肝心です。
次に大切なポイントは、屋外で使用する場合にはできるだけ風が少なく、
周囲に障害物のない環境を選ぶこと。
風を受けてはためく姿はのぼり旗の宿命とも言えますが、
この風によって生地の裁断面にほつれが目立つようになります。
また周囲に樹々やガードレール等がある場合も、なびいた旗がぶつかるため、
やはり破れや傷みの原因につながります。
そして最後に気をつけるべきポイントは、汚れの少ない環境に設置すること。
様々な汚れによっても、のぼり旗の傷みは進行します。
排気ガスの多い道路沿いや、砂ぼこりの舞う未整備の土地、
あるいは風雨の強い日などは、できるだけ避けるのが無難でしょう。